ブリッジを変更しています。
このシンクロナイズドトレモロシステム・・・パーツ点数が多いですねぇ。
そして、ストラトキャスターの特徴的なパーツだと思います。
このブリッジに関しても海外の友人とかなり話をしてきました。
あくまでも・・ヴィンテージトーン・・というか・・古きよきフェンダートーンとしての
ブリッジの考え方ですね。
もっとも何度も書いているように他にも色々なパーツなどとのマッチングに
よって変わる部分なんですが・・まぁ 1つの基準みたいなものですかね?
ブリッジを大まかにパーツ分けすると・・・
サドル/プレート/イナーシャブロック/ハンガー/スプリング/アンカースクリュー
こんなもんですかね?
■サドル
これは、二人ともプレスのスティールに限るという意見で一致でした。
各社から色々なパーツが出ておりますが・・・
カラハムは、避けたほうが良いかもというのが友人の意見でしたね。
これは、意外でしたが・・なるほどという理由を聞けました。
カラハムのサドルは、出来が良すぎるんだそうです。
これは、もうブリッジ全般に言える事のようですね。
パーツとして考えると非常に考えられていて素晴らしいんだそうです。
ただ、それだけにハイファイな音になりやすいというのが持論だそうです。
サドルのイモネジもステンレスを使用していてサビに強かったりとメンテナンスを
考えると良いのですけどねぇ。
■プレート
これも鉄が良いだろうと。
まぁ 全般に言える事ですが、オリジナルにどれだけ近いかという話が前提と
なっておりますので仕方ないですね。
プレートもステンレス製なども販売されているようですが・・ちょっと響きが変わる
という話ですね。
これは、JBのブリッジを変更する時に私も感じました。
角度付きの3点コマと一緒にブリッジプレートも買ったのですが・・・
ステンレス製だったんですね。 だからちょっと薄かった。
重さとしては、それほど差が無かったんですけど・・全然音が変わりましたね。
これは、テレ用だった事も大きいかもしれませんが・・プレートだけは、元に戻しました。
■イナーシャブロック
手軽に変えられそうで実は、面倒なパーツですねw
ブリッジを全バラしないと変更が出来ない為に音の比較が面倒なパーツです。
これに関しては、面白い結果になりました。
向こうに居た時に散々バラしては、組んでを繰り返して試したのですが・・
一番、感じの良かったプロックがフェンダーUSAのリィシューのブロックでした。
カラハムブロックは、やはり倍音がきらびやかに出過ぎる印象。
ゴトー製のブロックは、安定品質というか・・良くも悪くも普通ですね。
なんちゃら鉄をなんちゃら製法で云々とか色々試してみましたが・・
62以降のローズ指板のストラトであれば、リィシューが良いと感じました。
ブロックの弦を通す穴の深さの話が良く出てくると思うのですが・・・
穴の浅かったブロックって50年代限定だったりします。
57ぐらいまでは、浅かったのかなぁ・・
なので、その頃のテンションを出したい方であれば、リプレイスメント用の
ブロックが良いかもしれません。
62以降ですとUSAリィシューのプロックが一番近いと思います。
重さも測ってみたのですが、どれも重すぎでした。
といっても+10〜20g程度の差ですから、どれだけ影響するのかは・・
わからんですけどねw
62/63/64(ネックデイトで)とブリッジをバラして計測しましたが265〜270gの
プロックでした。
現在、発売されているリプレイスメントブロックは、だいたい280gですね。
重さを増やしてサスティーンを稼ごうとしているのでしょうか?
USAリィシューのブロックも実は、年代によっていくつかあるようです。
今回、私が付けたブロックの重さは、265gでした。
穴の深さは、ゴトーよりも浅いタイプですね。
■ハンガー&スプリング
ハンガーに関しては・・・もう、どれも変わらないんじゃないの?
ってか半田付けの都合がある為に変更せずというのが本当のところですw
いやぁ 半端でごめんなさい。
スプリングに関しては、前回の日記でも書きましたが好みというか・・
全てのパーツがそうですが、やりたい音楽で調整というのが大前提ですね。
今回は、オリジナルに近いモノ・・という事なのでRAW VINTAGEのスプリング
にしました。
ただ、これ太いから・・裏のザクリによっては、ボディと干渉するギターも出てきそう
な気がしますねぇ。
私のギターだとギリギリでしたw
■アンカースクリュー
これが・・・友人の拘りのポイントでしたw
確かに直接ボディとブリッジをつなぐ部品では・・ありますが・・・。
海外のマニアは、怖いなぁw
友人のお勧めは、ここだけはカラハムが良いとの事。
まず硬いんですって。
そして、長いんですって。
どうも、ここだけは音というよりも耐久性を重視しているらしいw
難しいんだよなぁ・・この辺のさじ加減を普通に会話の中で一緒にしてくるからw
って事でその友人から これに変更するのがいいよ! といって空輸で送られて
きたのが写真のブリッジです。
元々付いていたブリッジは、ゴトー製っぽいんだけど・・・
何故かミリネジだったんだよなぁ・・アメリカのギターショップのくせにw
なもんで、ちゃちゃっと変更したんですが・・・。
プレートは、ノギスで計測してみましたが大差なし。
多分、同じゴトー製だと思われたので仕上げの良さそうな元から付いていたモノに。
写真のサドルは、手前が元から付いていたゴトー製で奥が送られてきたサドル。
なんか派手にレリック加工されておりますが・・
よく見るとRAW VITAGEのサドルでしたw
海外でも人気みたいですね。
ブロックは、送られてきたUSAリィシューに変更してアンカースクリューは・・・
耐久性云々だと思っていたのに何故かレリック加工されていたカラハムスクリューw
って感じで適当に組み合わせて装着。
うん なんの効果なのか 全然わかんないけど・・生音が変わりましたw
ただ・・・弦によって鳴り方にバラつきが出ているので・・
もう少し調整したいところ。
A弦の鳴り方が異常にでかいんだよなぁ・・・。
いや、全部の弦がこのぐらい鳴れ!!
なんとか明日には、仕上げて月曜辺りにスタジオで調整までいきたいなぁ・・。